Minecraftサーバの24時間化を目論み、高3の春にNTT-Xで安売りしていたExpress5800/s70 HFを買ってLinuxサーバを構築して以来早10年、自宅では24時間何かしらのサーバが起動している。
(当時合わせて構築した当ブログもおかげさまで10年目になります。)
実家の自室クローゼットの上段に1台の小型サーバを設置するところから始まり、Minecraftサーバの規模拡大や自分用NAS需要を満たしていくうちに増えて行く機器類。
家庭用ルータでは通信が捌けなくなったことを発端とする機器のエンタープライズ化も年々進み、気づけば環境はラックマウント対応機器だらけに。
実家を出た後は使える部屋が増えたのでメタルラックを組んで運用していた。
メタルラックも3Uづつくらい毎に棚板があったのでそんなに悪くはなかったし、ガチなサーバーラックは24Uでも100Kgくらいあるのでいつか将来床が強い家に住んだら…なんて思っていた。
が、自宅サーバラックの事案をインターネットで眺めていると比較的小型で軽量なサーバラックにスイッチ数台とデスクトップ型サーバを数台棚板上に納めて「自宅ラック」と言っている例はそれなりにある。
もちろんそれはサーバラックであることには変わりがなく、良いのだが、メタルラックであるが故に「自宅ラック」と言い張れない自宅環境を鑑みちょっと悔しくなった。
ラック構成図をExcelで作ってみる。18Uでは足りない。24Uは欲しい。
StarTechの25Uなら比較的軽いしいいかなと見るがAmazon以外国内には在庫がないらしい。(他も一応聞いたがメーカー在庫なし納期未定と言われた)
StarTech以外で入手可能なものだとサンワサプライのオープン24U(CP-SVC24UNPKN)があるが、倍くらい重くて約50kgある。乗せる機器の重量と床の耐重量を考慮すると少しでも軽い方が良い。
ということで少々妥協してRAC-SV18UNを買うことにした。
サーバーをいっぱいマウントする用のラックではないし耐重量も100Kgまでだが、自己責任ということにする。ラック自体の重さも許容範囲。
ネットで買ったら何の確認もなくアパートの一室にBtoB用の運送サービスで送ってきた。
(その日は出勤していたのでその場にはいなかったのだが配送ドライバーに本当に荷物があっているか念入りに確認されたらしい)
足りない分のレールや必要部材を揃えて、サービス全停止告知の上サーバをラックに移設する。そこまでスペースがないので既存メタルラック完全解体から新ラック組み立て、ラッキングまで丸9時間、配線とサービス復旧まで3時間を要した。
休日で趣味とはいえ、なかなかの重労働である。
…そして新ラックの姿がこちら。
簡易ラックとはいえ、これなら言ってもいいだろうか。
「自宅にサーバラックあります」と。
最下段UPSの上にすべての始まりのExpress5800が載っている。
なかなか引退させられず10年選手になるが、もうしばらくは一緒に頑張ってもらおうかな。