こう、普及価格帯のノートPCの画面というのはなかなか見にくいものである。
今回のターゲットはNEC Lavie PC-NS350AARであるが、例にも漏れず視野角の狭いTN液晶かつ光沢仕上げで解像度は1366×768という典型的な残念液晶を搭載している。
もう別に新しい機種ではないが、資格勉強に使うようなので見やすい液晶に交換することにした。ちなみに液晶交換に先立ち手持ちのSSDを使用しSSD化してある。
さて、まずはこいつがFullHDの液晶を搭載可能か見極める必要がある。
液晶のインターフェースは液晶パネル型番の検索結果からeDP 30pinであることが分かったが、eDPにも種類があり、2レーン結線されていないとFullHDは映らない。
上位機種のNS750になるとFullHD設定があるのでいけそうな気もするが、一応液晶を買う前に確認しておきたいので一度バラすことにする。
ベゼルのとこに細いものを突っ込んでパキパキつめを外す。マイナスドライバーでやると傷だらけになるのでお勧めしない。
下側4ヶ所はゴムの下にネジが隠れてるのでそれも外す。
ベゼルが外れたら四隅のネジを外せば液晶パネルは外せる。
液晶パネルを下ろしたところ。
これがeDPコネクタ。
で、規格が合うであろう手元にあるeDP 30pin FullHDの液晶パネルを繋いでみる。
いいね。特に問題なく映る。ケーブルもちゃんと2レーン結線されている模様。
このパネルは13.3inchで、かつ他のノートPCから拝借したものなので、一旦これは元に戻して15.6inchのパネルを買うことにする。
搭載したいのは15.6inchでFullHDでIPSかつ非光沢な液晶なので、型番としては
NV156FHM-N42、LP156WF4-SPB1あたり(またはその互換)が該当。
・・・
後日液晶パネルが届いたので同様の手順でばらす。
結局今回搭載するのはNV156FHM-N61になった。
なお、元々搭載されていたのはLP156WHB-TPA1。
なんてことはない。ただコネクタを繋ぎ変えて液晶パネルを元通りネジで固定するだけである。
ベゼルを戻す前に動作確認。
ちなみに、一度再起動しないとWindowsの画面は映らなかった。
写真は多少モアレが出ているが、実物は前の液晶とは比較にならないほど綺麗に表示されている。
あとはベゼルを組みなおして終了。
画面が見やすいのは良いもので、第5世代Coreだけどまだしばらくは使えそう。