HPE Proliant DL20 Gen9のBIOSをアップデートしたので記録。
アドバイザリ見たら書いてあると思うけどね。
今回はOSは一旦落としてオフラインアップデートを実施することにする。
オンラインアップデート用の資材は保守契約ないとダウンロードできないはず。
アップデート自体はiLOからでもできるが、iLOにIPアドレス振ってない状態だったので素直にUEFIからのアップデートを実施した。
さて、まずバイナリファイルをダウンロードしてくる。
例えばDL20 Gen9用はこれ。
[ドライバおよびソフトウェア]** CRITICAL ** システムROMフラッシュバイナリ – HPE ProLiant DL20 Gen9 (U22)サーバー
.flash拡張子のファイルが用意できればOK。
その辺に転がってるUSBメモリにコピーしておく。
で、USBをサーバに刺して、電源投入。
長々と起動が始まるが、
F9 キーを押して
System Utilities メニューを表示させる。
メニューが出たら
Embedded Applications –>
Embedded UEFI Shell を選択すると内蔵UEFIシェルが開く。
なお、前提として内蔵UEFIシェルが有効化されていることが必要。デフォルトでは有効になっている。
シェルが起動すると、接続されているファイルシステムがつらつらと出る。
もっかい表示したければ
shell> Map -r コマンドで表示できる。
今回はUSBはFS0として読み込まれていたので、USBメモリに移動するために
shell> FS0: をタイプ。ちなみに、日本語キーボードを接続してる場合、”:”をタイプするには[Shift]+[;]。
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FS0:\> ls Directory of: FS0:\ 01/02/2020 22:42 399,264 cp033111.exe 08/11/2017 01:09 35,512 cp033111.xml 06/23/2016 14:16 321,872 cpqsetup.exe 07/27/2016 10:25 518,872 generic.dll 09/16/2016 16:40 11,324 hpsa2.cat 04/18/2016 01:17 4,226 hpsa2.inf 04/18/2016 01:18 167,248 hpsa2.sys 08/11/2017 01:09 173 install.xml 04/18/2016 01:18 1,203,024 libsa.sys 06/28/2020 11:54 4,314 OEMDRV.MDS 06/28/2020 14:00 1,310,720 OEMDRV.ISO 07/03/2020 14:25 8,396,140 U22_2.56_01_22_2018.signed.flash 12 File(s) 13,372,297 bytes 0 Dir(s) |
lsコマンドでファイルが見えたので、以下のコマンドでアップデートを開始する。
FS0:\>fwupdate -d BIOS -f U22_2.56_01_222018.signed.flash
一度確認が出るが、yキーで了承すると書き込みが始まる。
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Loading firmware file 'U22_2.56_01_22_2018.signed.flash'. It might take several minutes. Current Firmware Version is U22 v2.00 (01/17/2017). Continue with firmware update? (y/n):y Updating Firmware: Completed 100 % Firmware update completed successfully. Reboot the system for new firmware to take effect. FS0:\> |
無事終了。あとはリブートして確認すればOK。
以下の通り、起動時一番最初に表示されるバージョンが新しいことが確認できる。
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HP ProLiant System BIOS U22 v2.56 (01/22/2018) (C) Copyright 1982 - 2018 Hewlett Packard Enterprise... |
終わり。
ちなみに、DL20 Gen9の上記バージョンのBIOSでCore i7 7700Kを載せてみたら起動できた。i7載った状態でメモリもnon-ECC UDIMMに差し替えてみたが使える模様。