今回のブツはこちら
SONY HB-F1XD MSX2
人々のヒットビットというやつだ。ダイレクトドライブFDDのおかげで発売から25年たった今でも2DDフロッピーが読める。
だがこいつテレビにつなぐとこうなる。
どうしたものか。VDPの故障を疑ったが、某MSXスレでVDP以降ではないかというアドバイスをいただけたのでパターンを追ってみた。
これがメインボード。映像出力系は右上である。
パターンを追って気づいたのだが、VDPからはRGBしか結線されてない。取り出されたRGB出力は、VDPの右横にある基板で処理されるようで、コンポジット出力はそこで作られているらしい。
MSX2のVDPであるV9938のデータシートを見ると、21pinがVIDEO OUTとなっており、VDPから直接コンポジット出力を取り出せるようだ。
試しに21pinと適当なGNDを拾って映像を出力してみた。
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!
ちゃんと表示されるではないか!
根本的に直すならばVDPの横の基板を外して修理しなければならないが、どうせコンポジットしか使わないので21pinから映像を取り出すことにした。
さすがにVDPとRCA端子直結は怖いのでアンプ回路を挟む。
なお、このアンプ回路は一般的なもので、ファミコンのAV化を紹介しているページだとだいたい載ってると思う。
ちなみにこのアンプ回路はてきとうに組んだので色味がよろしくない。あまり参考にしないこと。VCCは近くのコントローラ端子からとった。ATARI仕様の9pinコントローラ端子では5pinが5V+になっている。
完璧ではないが、とりあえず乱れがなくなったのでいいことにしよう。