窓用エアコンを取り付けた

7月も中頃に入り、北海道といえども暑さが増してきた。部屋にいる時間もわりと長いためにPCやアンプその他の排熱もあいまって部屋の温度は増すばかりだ。特に今年はデスクトップの新調やモニタの追加などで去年よりあきらかに風通しが悪くなり、さらには発熱量も増えた。昨年までは扇風機などで凌いできたが今年は厳しそうだということで、部屋を涼しくする機器の導入を考えた次第である。

冷風器や冷風扇、窓用エアコンなど選択肢はいくつかあるが、やはり効果があるのは窓用エアコンであろう。冷風扇など湿度が増して尚更居心地が悪くなるとしか思えないのだが…。

ところが大きな問題が一つある。窓用エアコンは滑り出し窓には取り付けられないらしい。家は築14年とはいえどもすべての窓は滑り出し窓であり、標準枠での取り付けは不能である。

しかしどうしてもつけたいのでなんとか取り付けられないかちょっと考えてみた。

 

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スキャンではなく紙直撮りで申し訳ないが、左の図を見てほしい。黒い線が窓の構造である。

ここに赤い色の形のものを木で作れば安定して設置できるのではないかと考えた。専用の枠が必要といえどもエアコン底面は平らであるので平坦な面であれば置くということができる。

まぁしかしメーカーサイトみても各部の細かい寸法の記述はない。現物あわせで適当に枠を作ればいいと思い、得意の見切り発車でエアコン本体を手配した。

 

さて、数日してエアコン本体が来た。枠なんぞいらないので枠なしで安い中古をヤフオクで落としたのだ。機種はコロナのCWH-A1812。暖房付きのモデルだがここは北海道、暖房はいらなかった。

早速窓枠に載せてみたが現実はそう甘くはなかった。設置する予定の窓の高さがエアコンぎりぎりで木枠を設置する余裕など微塵もないのだ。仕方がないので予定を急遽変更、窓枠にのせるだけという形をとることにした。

窓枠に載せると言っても当然窓枠の奥行きでは収まりきらずはみ出るが、幸いにして重心がやや後ろらしくちょっと支えてやるだけで安定しそうだ。

ここで床からの支えの構造物などを工作すればいいのだろうが、そこは私の横着な正確が現れる。すぐ横にあるアングルラックをちょっとずらして前にエアコンが倒れてこないようにしてしまった。アングルラックは相当の重量があるためアングルラックごと倒れない限りはエアコンが落下することはないだろう。これでいいや。

本来の枠を使えば隙間は窓を閉めれば埋まるのだが、今回はそうもいかない。ホームセンターで養生テープとこのような板を買ってきた。

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半透明のプラ段ボール板だ。1.8mx1mほどの板が200円だった。安い。

あとは隙間に合わせてこいつをカットして養生テープで埋めるだけ。虫と風が入ってこなければよし。

 

というわけで完成の図。

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手で揺すってみても安定しているようだし夏の間くらいはなんとかなりそうな感じではある。

運転してみるとたいそう具合がよい。冷房ではなくてドライ運転だけでもずいぶん快適な室内になった。小型の扇風機と組み合わせて使う予定。

おかげさまで今年の夏は快適に過ごせそうだ。