このプレーヤ、家に来た後はしばらく修理しないで放っておいたのだが、AV機器の配線を整理するにあたり修理してみた。
VHDといえばLaserDiscとの規格争いの末に消えたメディアである。LD以上に知名度は低いのではないだろうか。少なくとも私の周りの同世代はLDまでしか知らない人が多かった。
このVHDプレーヤはディスクローディングしませんという物をヤフオクで500円で落札してみたものだった。落札したはいいのだが、VHDのメディアなんか一枚もない。それで放っておいたのだ。
もっとも、修理したときにもメディアはなかったのだが…。
とりあえず側を外さないことには始まらない。どうせベルトでも切れてるんだろう。
ローディング機構の構造をたどっていくと、モータが2つあった。
いうまでもなくベルトはどろどろのべたべたに溶けていた。
たいした負荷もかからなさそうだしこんなのは輪ゴムで十分である。→輪ゴムでも動きましたが後日ちゃんと周囲を清掃してバンコードでベルト作り直しました。
あとはVHDは接触式であるので、針がだめになっていないことを祈りつつハードオフでVHDのメディアを買ってきて読み込ませてみた。
ディスクローディングは正常、さて再生はどうか。
とうわけで特に何も問題なくVHDは再生された。マントラのこの映像はVHDくらいでしか発売されていないみたいなのでもしかしたら貴重かもしれない。