PC-98をもらった。
PC-9821V13だ。動くかわからないけど持ってくかいと言って下さったので喜んで持って帰ってきた。
単体で電源を入れるとピポッと音がした。CPUは死んでいないらしい。固定ディスクのスピンアップ音が聞こえないので固定ディスクドライブはついていないのだろう。
自宅に持って帰りカバーを開ける。
どうやらCPUは換装済みらしい。なにやら下駄を履いている。2次キャッシュが刺さっており、CバスにはモデムボードとSCSIボード。
FDDはSONY製の互換機、CD-ROMドライブもSONY製。
画面を繋いで電源を投入、ピポ音につづいてメモリカウントがはじまる。640KB+ …
メモリは48MB載っていた。ところがメモリカウントから先に進まない。これはどうしたことか。あっちこっち弄ってみたところ、2次キャッシュを抜いたら起動することがわかった。
原因はおまえか!
原因が判明したところでFDDにDOSが入ったフロッピーディスクを挿入して電源を投入するも読み込まない。回転数が変化しているような音がするのでディスクの種類を判別できていないのか。
クリーニングディスクをかけてもだめなのでFDDを分解していると酷い埃…。埃を掃除機で吸ってやるとちゃんと読むようになった。
DOSが起動するようになったはいいが、FDD1ドライブの機種はHDDがないと厳しい。
マザーボードにはIDEがついているので手持ちのHDDを繋いだ。QuantumのHDD。たしか昔PC98-NXから外したやつだったと思う。容量は3.2GB。
これでDOSが使えるようになったが、DOS用にはPC-9801BX2を運用しているのでWindows95でも導入してみることにした。
CDドライブがついているので話ははやい。CDドライブのドライバを組み込んだDOSフロッピーを作成してWindows95のディスクを読み込ませればいいのだ。
ところがCDドライブのドライバはOAKCDROM.SYSあたりでいけるだろうと思ったらこれが認識しない。いろいろ試した結果メルコのサイトから落としてきたCDドライバでいけた。DOS用のドライバを未だに公開してくれているのは心強い。
ん、セットアップが走らない。DOSのバージョンが合っていなかったことが原因だった。
Windows上でなんとかWindows95 の起動ディスクとして使えるものを作成したところセットアップは走った。
設置しておわり。ついでだからWord/Excel95とLotus1-2-3 97を入れてみた。
PC-98版のWindowsはシステムドライブがA:\ですね。
これで急にWindows95の環境が必要になっても安心。そんなことなさそうだけど…
あ、CPUはK6-2 133MHzでした。 PentiumMMX 166MHzが手持ちにあるので下駄履かせたらそれも使えるかも。