去年の暮れに88SRを入手したはいいけれど、肝心のキーボードがないので電源をいれてN-88BASICが起動する様を眺めることしかできなかったのだが、今回やっとキーボードを入手したのでちょっと紹介したい。
入手したキーボードはmkII用だった。PC-8801用のキーボードにはコネクタの種類が3種類あり、mkIISRにつかえるのはmkII/SR/TR/FR/MR用のもの。
88のキーボードとしてはかなり美品の部類だろう。比較対象がないので黄ばみがどの程度なのかは判断しかねるが、どうなんだろう。
通常キーはすべてALPS社製のメカニカルスイッチで、打鍵はしっかりとしたクリック感があり、音はカチカチと大きい。
CAPSキー、カナキーはトグルスイッチである。
次に本体だが、DRIVE Aの動作がかなりあやしい。FDDはTEAC製、ダイレクトドライブである。
DRIVE Bは元気なようなので、少々のメンテナンスの後、ドライブを入れ替えた。
上面カバーを開くとこんな感じ。
まずはそれぞれのドライブのネジを外す。DRIVE Bは左側、DRIVE Aは右側だけ外せばいい。
次に真ん中の固定金具のネジを外す。
ネジは固定金具の底面の2つ、ネジを外したら固定金具を上に引き抜く。これでFDDは解放される。
あとは電源ケーブルなどを外しつつ全面に引っ張りだせばいい。
ドライブを入れ替えて、固定し直しておわり。
これで88SRの実機環境がとりあえず整った。
mkII用のキーボードをSRに差すと、L字プラグ用のくぼみの向きが違うので収まりが悪いが、まぁ使用する上での問題はない。
とりあえずイースIIを起動。
影の部分の色がおかしいのは撮影の問題と思われる。たぶん。
こいつ対応は31KHzのみの液晶モニタだが、15KHzの88でも24.8KHzの98でもOUT OF RANGEといいつつ自動調整してちゃんと画面うつしてくれるな。